
結論: その「ごめんね」は、あなたが子どもを深く愛しているからこそ出る言葉です。ママのいない時間は子どもも成長する「大切な時間」。子どももママも一緒に前に進もう。
はじめに
こんにちは、miuです。働くママの皆さん、育児と仕事の両立いかがですか?
仕事に復帰して、家事に育児に仕事に…毎日が慌ただしくて、息つく間もない…。やることが多くて必死に頑張っている姿、とても素敵です。でも内心は子どもとの時間を取れずに罪悪感を感じてしまうこともあるでしょう。今日はそんなママたちに、私自身の経験をもとに、心からのエールを届けたいと思います。
産休明けのママのリアルな毎日|仕事・家事・育児の両立の大変さ
働くママの毎日は本当に忙しいですよね。
産休から職場に復帰しても、身体はまだ慣れない。それでも仕事は待ってくれず、保育園のお迎えが遅くなることもあれば、帰宅後はすぐに夕食の準備、お風呂、洗濯、片付け…。
気づけば一日が終わり、子どもとの遊ぶ時間も取れずに一日が過ぎてしまいますね。

産休明けの仕事は、まだペースもつかみきれないまま、通常の業務をこなすことから始まります。しかし、急に夜間の育児がなくなるというわけではありませんね。夜泣きをする子どもをあやしながら朝を迎え、そのまま仕事へ出勤なんてこともあるでしょう。振り返れば、よい思い出となりますが、最中にいるママは本当に心身ともに大変な時期です。全てやろうと思わずに、休日にまとめてできることなど、何か手を抜きながら乗り越えられるといいですね。
寝顔に”ごめんね”とつぶやく夜|後悔と愛情の経験
私も子どもが小さかった頃、お産ラッシュで連日21時〜22時の帰宅が続いた時期がありました。
保育園のお迎えや家事は夫が頑張ってくれましたが、子どもは「ママに会いたい」と眠い目をこすりながら待っていたそうです。
でも結局子どもは眠ってしまい、私は帰宅して寝顔を見ながら「今日も会えなかったね、ごめんね…」と小さくつぶやく日々でした。
家族のために働いているのに、子どもと過ごす時間がないという現実に、罪悪感も感じていました。

子どもが小さい頃は、夜勤に入らず日勤での業務を行なっていました。連日のお産ラッシュで帰宅できず、気持ちも疲弊していましたね。他のママスタッフも同じでしたから、お互いに励まし合ってなんとか乗り越えましたが、辛く感じる日々でした。可愛い子どもともっと一緒にいたい!と心から思っていましたね。
働くママの抱えやすい罪悪感
私のように、忙しい毎日を送っているママは、少なからず罪悪感を感じる瞬間があると思います。その内容を見てみましょう。
罪悪感の内容 | 具体的なシーン |
---|---|
子どもとの時間が少ない | 夜遅くに帰宅して寝顔しか見られないとき |
子どもに我慢させている | 体調不良でも預けて仕事へ向かうとき |
イライラしてしまった自分 | 忙しさの中で子どもにきつくあたってしまったとき |
家事や育児が手抜きに感じる | お惣菜やレトルトに頼った夕食のとき |
他のママと比べて落ち込む | SNSなどで完璧に見える人と比較してしまったとき |
家族に負担をかけている | 夫や親にお迎えや家事を頼むたびに申し訳なく思うとき |
「働くママが感じやすい罪悪感と、その背景にある日常のシーン」
日々頑張るママたちが、ふと感じてしまう罪悪感。その内容と具体的な場面を一覧にまとめました。
皆さん、いかがですか?共感できるものはありましたでしょうか?心苦しく思う日もありますよね。
働くママの笑顔が家族の太陽になる内容の記事も紹介しています。ことらに記事も参考にしてください。→働くママの笑顔が家族を救う|子育てと仕事を両立するコツと心の整え方

仕事に行っているので、その時間は子どもとの時間を作れないのは当然です。ママの体は一つしかないのですから、仕方のないことですね。時間がないと自分にも余裕がなく、イライラしてしまうこともありますね。状況がそうさせてしまっているのですが、そんな自分に悩むこともあるでしょう。
忙しい毎日でも、子どもはしっかり育っている
でもある時、ふと気づきました。
子どもは、そんな日々の中でも少しずつ、自分でできることを増やしていたのです。
ママが忙しくても、お着替えは自分で頑張る。
食事の準備やお風呂掃除も、大きなスリッパとスポンジを持ってゴシゴシ!
洗濯物も、低いハンガーに靴下をパンパンと伸ばして干してくれました。
畳むのはまだ苦手で、クルクル丸めてしまったけれど、それでも「やってみたい」「助けたい」という気持ちが溢れていました。

子供が自分でお手伝いをしてくれる姿には、本当に感動しました。小さいおててで一生懸命、洗濯を畳んでいる姿、上手にできなくてもその気持ちが嬉しくて、とても励まされたこと、覚えています。その頃から、罪悪感ではなく、感謝の気持ちが強くなり、自分も頑張ろうと思えるようになりました。
子どもは「働く親」をどう見ているの?
では、実際に働くママに対して子どもはどう感じているのでしょうか?実際の声や研究内容も含めて参照してみましょう。
子どもの気持ち | 具体的なエピソードや理由 |
---|---|
「ママ、頑張ってるね」 | 忙しくても自分の話を聞いてくれたとき、仕事着で帰ってくるママを見て思っている |
「ママが好き」 | 会えない時間があるからこそ、「会いたい」「ぎゅっとしたい」が強くなる |
「ママの仕事、かっこいい」 | 保育園・幼稚園で「ママは〇〇してるんだよ」と誇らしげに話す姿がよく見られる |
「大変そうだけど、ちゃんと笑ってくれる」 | 疲れていても笑顔で話しかけてくれるママに安心を感じている |
「ママに心配かけたくない」 | 体調が悪い時などに、ママの負担を気にして自分のことを我慢する子もいる(健気さ) |
「子どもたちの目に映る“働くママ”の姿」
実際に子どもが感じていること、そしてそこに込められた思いやエピソードを集めました。
働くママの多くが「子どもに寂しい思いをさせていないかな」と心配になりますよね。でも実は、心理学では「愛情の質」と「時間の質」が、子どもの安心感に大きく影響すると言われています。
イギリスの精神科医ジョン・ボウルビィによる愛着理論(アタッチメント理論)では、
「親とどれくらい長く一緒にいるか(量)」よりも、「一緒にいる時間にどんな関わり方をしているか(質)」が、子どもの心の安定にとって大切とされています。
(出典:Wikipedia「愛着理論」)*初めて知る方にもわかりやすく概要がまとめられています。
「一緒にいるときにちゃんと向き合ってくれる」「自分を気にかけてくれている」と感じている限り、子どもは安心してママを信頼しています。ママが罪悪感を持たず、堂々と働く姿を見せることは、子どもへの安心や自己肯定感にも繋がります。
子どもは、ママが大変なことをちゃんと見ています。
そして、「自分も何か役に立ちたい」と思ってくれています。そんな風に成長する子どもの姿を見るたびに、「この働き方は、決して悪いことばかりじゃない」と感じることができます。ママが頑張って働くことで、子どもに「自分でやってみよう」と前向きな心を後押しして、「家族って支え合うんだ」という協力する気持ちを与えているのだと思います。
お互いに励ましあい、とてもよい相互作用ができていますね!

子どもってすごいですね!親のこと本当によくみていますね!私たちができることは、そんな子どもに、堂々とやりがいのある仕事を自信を持って行う姿なのでしょう!生き生きとしたママを見ることが、子どもも嬉しくて安心するのですね!そしてお休みの日は、思いっきり「愛情たっぷり!抱っこ大会」を開催しましょう!
休みの日こそ、ギュッと抱きしめて
だからこそ、休みの日は子どもとたっぷり触れ合ってくださいね。
たくさん褒めて、たくさん抱きしめて、あなたの愛情をたっぷり届けてください。
以下の表は、抱っこ・抱きしめることへの心理的効果についてです。
効果 | 内容(簡潔にわかりやすく) |
---|---|
安心感の向上 | 抱っこで肌のぬくもりを感じることで、「自分は守られている」と心が安定する |
愛着形成 | スキンシップを通して、親子の信頼関係が深まり、情緒が安定しやすくなる |
ストレスホルモンの低下 | 抱きしめられることで「コルチゾール(ストレスホルモン)」が減少し、リラックスしやすくなる |
幸福ホルモンの分泌 | 「オキシトシン(愛情ホルモン)」が分泌され、親子ともに心が癒され、つながりが深まる |
感情表現が育つ | 身体的なぬくもりで感情の受け止め方を学び、「気持ちを表現する力」が育つ |
自己肯定感の土台ができる | 「自分は愛されている存在」という実感が、自己肯定感の基礎となる |
「抱っこには、こんなにたくさんの心の効果があるんです」
触れ合うことの力は、子どもの心の成長と安心感に大きく関わっています。
- 「オキシトシン」の効果については、医学的にも研究されており、親子関係・ストレス緩和などに関係するホルモンとして知られています。
- 愛着理論(アタッチメント)の観点でも、乳幼児期のスキンシップはその後の人間関係のベースになるとされています。
桜美林大学の山口創教授によると、スキンシップには子どもの心身の発達を支える重要な意味があり、「オキシトシン」と呼ばれるホルモンが分泌されることで、愛着関係を深め、心を安定させたり、脳の発達を促す効果があるとされています(出典:ボーネルンド公式サイト)。
その時間は、ママにとっても大きな癒しであり、子どもにとっては何よりの安心です。
「頑張ってくれてありがとう」そんな言葉で抱きしめてあげたいですね。

科学的にも証明されている抱っこの効果、とても大切なことですね!子どもが小さい時期はあっという間に過ぎてしまいます。たくさん抱っこして、ママも子どもから元気をチャージしましょう。そして大好きな気持ちを言葉に出してちゃんと伝えてあげましょうね!ママも子どもも元気満タン!明日からのパワーもチャージ完了ですね!
まとめ:頑張るママへ、心からのエールを

今日の記事はいかがだったでしょうか?
忙しい夜、疲れた夜、「もっと子どもと過ごしたかった」と思う夜…。そんな日が続いても、あなたの頑張りはちゃんと伝わっています。
ママが働くことは、決してマイナスではありません。それは子どもが成長する「大切な時間」であり、あなた自身も一歩一歩進んでいる証です。
どうか、自分を責めすぎずに、今日も「よく頑張ったね」と心から褒めてあげてくださいね。
そしていつか「大変だったけど、いい思い出だったね」とお子さんと笑って話せる日が、必ずやってきます✨1日1日を大切に、いつも応援しています。

miu|助産師・2児の母・ブログ運営中
20年以上、病院で助産師として勤務。新人時代の不安や戸惑い、子育てと仕事の両立に悩みながらも、周りに支えられてここまできました。
このブログでは、助産師学生・看護学生、そして働くママたちが「今日もがんばったね」「ちゃんとやってるよ」と、自分を優しく認められるような言葉を届けています。
あなたがちょっとだけ元気になれる、そんな場所になりますように。